素敵な一期一会

第2号【2005年 春】

上田市の警察官の皆さんが、「教養」の一環として茶の湯体験にみえました。今回は、その中から三名の方の感想文を掲載させて頂きます。

茶道教養を
受けて
駅前交番/巡査 村松伊織


私は茶道を学校で2回ほど経験しただけであったので、緊張しましたが茶室に入ると、まずお香のいい香がほのかに香っており、気持ちが和みました。…私は副署長がお作りになった茶碗でお茶を頂くこととなりました。お茶を飲むとき、点てくださった小笠原さんと茶碗の作者である副署長に感謝の気持ちをこめ味わいました。

茶の湯体験を
通じて
駅前交番/巡査 藤沢孝太


お茶を飲む際に自分の後の人に「お先に」と声を掛けるのですが、これは相手のことを考えてのことであり、思いやりがそこにはあると思います。この行為について、小笠原さんは「この気持ちがあれば、犯罪は起こらないと思います。」と言っていたがその通りだと自分も感じました。なかなか難しい事ではありますが…。

茶の湯体験
教養を終えて
染谷交番/巡査 萱間 亮


小笠原さんから利休七則についてのお話しがありました。その中の「刻限は早めに」と「降らずとも傘の用意」という言葉に大変感銘を受けました。…今回の教養では日本古来からの文化である茶道を体験することにより、多くの大切な事を学ぶ事ができました。これからの日常生活、仕事上でも参考になる事が多く考えさせられました。

 

『利休七則』
1.茶は服のよきように点て 2.炭は湯の沸くように置き 3.花は野にあるように 4.夏は涼しく冬暖かに 5.刻限は早めに 6.降らずとも傘の用意 7.相客に心せよ『利休七則』