お抹茶の薬効

第2号【2005年 春】

お抹茶は眠気を覚まし、
人の体の脂をとり、
悪酔いや二日酔いに効く

〈栄西禅師著・喫茶養生記より〉

抹茶の主成分である「カテキン」には抗菌作用や抗酸化作用が含まれ、体内で脂質と結びつく活性酸素を消去し過酸化脂質の産生を予防する働きがあり、食中毒や風邪の予防・虫歯の予防をします。また「カフェイン」にはアルコールの体内吸収を抑制する働きや利尿作用・強心作用があり、二日酔いや急性アルコール中毒の予防、動脈硬化の予防効果があります。この他にも老化防止効果のある「アミノ酸」や美肌づくりに欠かせない「ビタミンE」、皮膚や粘膜をつくる「ビタミンA」、体内でビタミンAに変わる「ベータカロチン」成分が入っています。

◎お抹茶の薬効はまだ奥が深く、現在も様々な分野で研究が進められている段階です。
◎朝1杯のお抹茶で、健康な毎日をお過ごしください。